当院では3つのコンセプトを中心に施術を行っています。
患者様一人ひとりの体の全身浄化を行い、検査をします。
評価や検査をせずにいきなりうつ伏せに寝かしたり、イスに座ってもらい治療を行うことは一切ございません。
徒手での細かい可動性検査を行い、問題点を明確にします。また、最新の姿勢分析(インサイトディスカバリー)を用いて、より客観的に筋緊張の強さや表面体温の左右差の評価(姿勢分析の表面筋電図)を行います。
以下の図で詳しく説明を致します。
第一のコンセプトは、不良姿勢からくるテンションラインの改善と、正常歩行の再獲得です。
街を行きかう人達を眺めていると、皆さん知らず知らずのうちに自分のクセを持って歩いていることがわかります。若い方でも背中を丸めて猫背で歩き、顎を前に突き出し、手を前後でなく左右に振ったり、どちらかの方が下がり傾いて歩いてたり、すり足歩行になっていたりと美しくきれいに歩いてる方はあまり見かけません。
ある人を評価した時に体の問題点が明確にならない事があります。専門的にお伝えすると、関節、筋肉、膜のどれが本当の問題なのかがわからないといった意味合いです。
スポーツによる転倒や自動車事故、手術、誤った生活習慣や不適切な健康法などによりその人には脊椎、脚、腕、内臓などにたくさんの緊張(テンションライン)が体に潜んでいます。
このような状態では筋肉が弱ったり、関節可動性の減少が起こることで、人間特有の二足歩行パターンが正常に行えないようになってしまいます。この問題(緊張を抱えた状態)を抱え、日々過ごしているとスポーツでは間違えた体の使い方を強化して、スポーツ障害やトレーニング障害を起こしたり、日常生活の中では痛み、重だるさ、引きつり感など様々な不快感、不定愁訴を引き起こします。
これらは体に潜むテンションラインと歩行パターンの崩れに生じる歪みのストレスが他の部分で補正しきれなくなった時に、痛みや不快感として表面化してきます。
この歩行パターンを正常化せずに表面的なマッサージやバキバキする矯正治療だけでは、一時的な緩和にはなるものの根本的解決(原因究明)にはならず、長期的に見れば症状は悪化します。
ではどうして歩行パターンが崩れるのでしょうか?
先程は体全体の緊張(テンションライン)が補正しきれなくなった時、歩行パターンが崩れると述べましたが、大切な事がもう一つあります。
それは「足」そのものにも問題があるからです。
足指の変形と足関節の歪み(かたさ)がターゲットになります。
人間の体を家にたとえて説明していきます。
人の体が家とすると足は基礎工事の土台にあたります。足指が曲がっていたり、足関節が硬かったりというのは、土台が歪んでる事と考えます。
土台が歪んでいたとしても私達の体はバランスをとってなんとか立とうとします。
これが骨盤の歪みや体の左右の非対象を作る原因にもなるのです。
それでは試しに両方の足を丸めて歩いてください。
とてもかたくまっすぐ歩けないはずです。
知らず知らずのうちに無理にバランスをとって補正をかけながらがんばっていると、筋肉は硬くなり、体が歪んで疲労してきます。
それが肩こり、膝痛、腰痛などにも繋がってくるのです。
テンションラインは三次元の網のように体に広がり異常な圧が神経、筋、血管、骨、内臓にかかります。
このテンションラインが作られると、体を包む膜が制限されて体をアライメントから外れるように引っ張り、結果として悪い姿勢、動きの制限、異常な身体の緊張、痛みを作り出します。膜は筋肉、骨、関節、神経、血管レベルまで包みます。したがって体にテンションラインがかかるとセーターの引きつれのように硬化が広がります。
具体的な当院での施術の取り掛かりは、まず3つの横隔膜の解放と体幹前面の内臓テンションラインの解放を行います。
弓の弦を想像して下さい。弓柄(ゆづか)が腰椎や脊柱の骨に当たるとします。弓弦(ゆづる)の部分が横隔膜や内臓となり、弦が硬ければ後面側のシャフトにあたる脊柱のテンションを高まることがイメージできると思います。
人間の体は、神経を使って全身の情報の受け渡しを行っています。
脳と脊髄を中心とした神経系は全身の機能(呼吸、消化、血管運動、筋肉の調整などの自律神経の中枢がある)に関わっています。
体を動かす事、笑いあったり、悲しんだり、成長過程であったり、不定愁訴が治っていく事も全ては神経系が正しく活動する事で起こります。
何かのきっかけや習慣でそれらの情報が妨害され、伝達しにくくなると不具合や不定愁訴が起こりやすくなります。
体の不調、不定愁訴などの原因は様々ですがそのひとつに「サブラクセーション」の影響があります。
「サブラクセーション」とは背骨に発生する神経の伝導伝達の不良状態の事を指します。
※決して骨のズレではありません。
ストレートカイロプラクティック哲学を踏襲(とうしゅう)する当院は、このサブラクセーションを修正(減衰)する事で患者様本来の正常な体に導きます。神経の伝導・伝達を修正(減衰)された体は施術直後から爽快感や恍惚感(こうこつかん)に導かれます。結果として患者様が抱える問題点が解消されると考えております。体が自然の元ある周波数、リズムを取り戻すことで、日常生活にもパワフルな変化をもたらし、全身の神経ネットワークが循環し、心身の機能、能力が回復します。
当院で行うTorque Release Technique(トルクリリース)は、生まれ持った人間本来のポテンシャルを最大限引き出してくれます。ストレートカイロプラクティックの哲学を踏まえたトルクリリースは、日本ではまだ行える施術師は少なく、数える程しかいません。インストラクターである私は創始者Dr.J.Holderと日本カイロプラクターのパイオニアである遠藤D.C監修の下で鍛え、学ばせて頂きました。(今現在京都での公認は私一人であります)
オリキュロセラピーとは耳介にある4つの脳神経と3つの視神経の終末に微弱電流を用いて働きかけ、周波数の乱れをリセットする治療法です。神経には固有の周波数が存在し、体内で情報伝達を行うのに重要な役割をはたしていると考えられています。耳介には約300以上の神経反射ポイントがあり、それらのポイントは体の様々な部位とリンクしています。
ニューオリキュロセラピーによる診断は精度が高く、患者様本人が気づいていないような問題ですら検知する事が可能です。大きな特徴として痛みのコントロールや精神不安、依存治療、ストレスで頭がモヤモヤしてしんどい時などに効果があります。痛み症状の解消には即効的な効果を発揮し、ガン末期特有の疼痛でさえも解消する事ができると言われております。また病的な筋スパズムを起こしている筋緊張中枢神経の運動神経細胞に作用し、瞬時に解消します。
身近なところでは、朝、起きかけの寝返りを瞬時解消したり、仕事や周りの環境により何となく気持ちがノラない、前向きな気持ちになりにくくなったり、意識してもクヨクヨしてしまう、こういったケースにも、施術後はハツラツとなり、視界が広く感じられる事もあります。世界保健機構(WHO)も350の症状や疾患についても有効だと認めています。
JSAとは関節面がまるでアイススケートを軽やかに滑ることをイメージしてつくられた造語です。
ころんだり、ぶつけたり、ひねったりなどなんらかの原因で動きを失った関節は、その関節部付近に痛みを出したり、動きが失われた関節から遠く離れた体の部位に痛みや痺れ、感覚異常が起こります。これを関節機能障害、関節神経障害と呼びます。マッサージでは改善しない腰痛や首の痛みなど痛みを発しているのは筋肉や周辺の軟部組織かもしれませんが、根本原因の一つに関節の機能不全状態「関節機能障害を疑います」が考えれます。
もみほぐしたり、叩いたりするとその時は良いですが、症状が表面化してくるこういったケースは治ったり改善したのではなく、誤魔化してるのにすぎないのです。
JSAではただちにその場で訴えている患者の大半は、関節の機能障害だと指摘されてしまいます。
関節機能障害を引き起こすと、筋肉、靭帯、関節包が異常緊張を起こします。それによりセンサーであるポリモダール受容器が興奮し、痛みを発します。そして正常な関節運動が行えなくなり支障をきたすると考えられております。関節の不具合からくる痛みは、JSA手技療法により正常な関節運動を取り戻す事ができます。それにより、問題箇所の緊張は緩和、抑制されます。さらに関節面を近づける事により、関節面の潤滑機構を高め、関節の運動能力を向上させていきます。
JSAの基礎となる関節包内運動の改善アプローチは1960年代西欧にて開発されました。日本においては1980年代博田節夫氏らによってAKAとして体系化されました。その後2008年SJFの宇都宮初夫氏によって改善と発展をされました。
当院はJSAの師である田口幸三郎先生によって開発、発展された技術を学んでおります。関節を1mm2mm動かすソフトな施術で体が大きく変化します。施術後、痛みや動きづらかった箇所が驚く程軽く、動きが大幅に改善され可動域の獲得をお分かりになって頂けると思います。それにより体全体の統合力が上がります。
当院が社会人競技者や学生から支持される理由の一つとして、外傷を短期間で治す筋膜捻じれの矯正を行っているからです。
(この時の治すとは=痛みを素早く解消させることを指します)
最近ではTVや雑誌でも取り上げられているので「筋膜」の言葉を耳にされている方も多いのではないでしょうか?筋膜はケガや転倒によるスポーツ障害、手術やケガによる瘢疾系と癒着、事故による損傷、不良姿勢など様々な原因で短縮し筋肉の伸長低下を起こし、痛みのポイントが活性化し、発痛や歪みといった症状が現れます。Sportsにおいては、筋膜の制限は致命的な弱点となります。それは、体の構造として動きが制限されてしまう為です。
施術においては主観的な愁訴、ボディーランゲージ、損傷メカニズム、客観的所見を踏まえ6種類の捻じれに分類し、手技を選択し、アプローチしていきます。
例えば足首捻挫での整形外科による分裂した靭帯が治癒するまでの”休養”という典型に対し、筋膜捻じれの矯正においては、関節包、靭帯、周囲の特定の解剖学捻じれを物理的に逆転させます。したがって、解剖学的損傷はもはや存在せず、患者様は足を引きずる事なく痛みなしで歩く事ができます。この様に義務的に定められた整形学的介入の典型的シーケンス(安静、冷却、圧縮、挙上、抗炎症薬)は、当院では臨床的に適切であるとは考えていません。
1.帯状痛覚形成…歪曲された筋膜
全体の損傷の中でも最も一般的で開いたジップロックのように口が開き捻じれを生じた様式の損傷
2.突出型痛覚形成
下部組織から上部組織にせり出し、限局した痛みを形成する。
小指の先程の大きさで痛覚形成され、小さなスーパーボール状の感触である。
3.組織タイプ間移行ゾーン型痛覚形成
骨と靭帯の移行ゾーン損傷です。
骨構成要素が外にせり出してくる様な状態であり骨組織に押し戻します。
足首捻挫や膝の痛みも多数このカテゴリーに分けて治療できます。
4.筋膜面の三元的変化痛覚の形成
主訴として関節深部で痛みを伴う感覚を持つこの損傷は楽器アコーディオンのように広げ、そして歪められて戻される事に似ています。
広げたあと正しく元の位置に戻さずいると楽器であれば広がらず音も出せなくなります。
5.円筒、輪状捻じれによる痛覚形成
輪状、円筒状の捻じれは非常に繊細です。
深部痛はあるものの全体的には正常な動作が可能です。
不快だか患者様本人が「何処かわからない深い所に存在する」その様な状態を形成します。
6.筋膜表面での滑力不全により痛覚の形成
患者様自身が症状を説明するときに「関節が凝っている」「関節に油が足りない」と言う時は、滑力不全を考察します。
それは、筋膜表面が適切に滑動する能力を失う生理的変化を定義します。肩、股、腰に発生し複数のデイストーションを同時に形成しています。
筋膜の捻じれ矯正は、独立した一分野であり、マッサーや指圧、他の療法と大幅に異なっており構造的介入を行うため施術に痛みも伴いますが、日常生活や競技の復帰を早期に進める事ができます。